実践情報

以下の情報は実際の出来事や体験をまとめたものです。 わがチームメンバーがこれまで災害時に捜索救助や人道支援活動に参加した経験から情報をまとめました。GEAチームとして、皆さんが地震に対し備えを行うための道具としてこの情報がお役に立てれば幸いです。

備えをしっかり、安全に。
GEA捜索救助グループ

 A. 地震が起こる前にしておくこと

• 地震が発生した時には考えている時間はありません。事前に計画しておきましょう。事前訓練が必要です。

• 「自分だけは大丈夫」という考え方は禁物です。

• 準備を先延ばしにしないでください。

• 地震の際に起こり得る怪我に対し必要な予防措置をとっておいてください。(例:窓の割れに対処するためのフィルムコーティング、倒れそうな家具の固定もしくは撤去、インテリア装飾の変更等)

• 懐中電灯、靴、水はベッドの近くに。

• 地震後の生活のために防災バッグの用意を。

• 他の都市にいる親戚や友人など身内とコミュニケーションをとり再会するためのコミュニケーション計画を作成してください。

• 懐中電灯や探照灯、消火器、応急処置キットを家庭及び事務所の適切な位置に配置してください。

B. 地震が起きた際にすること

すること:

• 落ち着いて

• 周りの人に警告を。 (パニックを声に出さないように)

• 揺れがおさまるまでそのままの位置にいてください。

• 胎児姿勢をとってください

(胎児姿勢とは:手足を曲げて横向きに寝そべり、胴をまっすぐにすることで頭部と内臓を守り、上方からの危険を確認するための姿勢です。)

してはいけないこと:

• パニックを起こさないでください。 固まらないでください。

• 窓から飛び出さないでください。

• 周りの人に警告する際に叫ばないでください。恐怖を周りの人に拡散させないでください。

• 走って外に逃げないようにしてください。

• 階段を使わないでください。

• エレベーターを使わないでください。

• 電化製品のスイッチやライター、ろうそく、マッチ等を使わないでください。

• ベランダに出ないでください。

同じ場所に他の人がいる場合は、直感に頼らず、またパニックによる行動は起こさないでください。

C. 地震の後にすること

•  落ち着いて – パニックを起こさないでください。ご自身や身内の人を危険にさらさないでください。

•  ご自身の状況を確認してください。手足や胴部に怪我がないか確認してください。

•  靴を履いてください。

•  身内の人の状態を確認してください。大怪我を負った人は動かさないで下さい。

•  速やかに建物を離れ、余震に注意してください。

D. がれきの中にいる場合にすること

• 無闇に叫ばないでください。 崩壊した建物の中で無闇に叫ぶと、塵や煙、クリンカーが気道に詰まる恐れがあります。長時間叫び続けると、体力を消耗し、また声が出なくなります。

• 無闇に動かないでください。怪我がなく、安全な出口が見えた場合は動いてください。

• 出ることができない場合は、そのままの位置にいてください。落ち着いて待ち、パニックを起こさないでください。積極的休養、積極的睡眠を心掛けてください。

• 外部からの声を確認してください。 外から聞こえる声に耳を傾け、応答してください。

• 呼吸をする際はリズムを一定に保ってください。

• 自制心を保ってパニックを抑制してください。生きる希望を保たせてくれるものを思い浮かべてください。ネガティブな考えは持たないようにしてください。好きなものや像を思い描いてください。

• がれきの中に他にも人がいる場合は、その人たちに対しても激励や説得を行ってください。

• これから経過する時間の中で、コンクリートのブロックを集めて外部に音を発信する道具を見つけてください。